小学生の通信教育で人気のあるZ会と進研ゼミ(チャレンジ)、比較してどっちがいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実際、わが家でも、子どもが小学生のときZ会か進研ゼミ(チャレンジ)かどっちがいいか、更新時期に毎年のように比較して迷いましたし、そのたびに周りのパパ・ママにおすすめを聞きました。
最終的には、まずは進研ゼミ(チャレンジ)を受講し、その後、Z会を受講することになりましたが、両方合わせて9年間受講しました。
そこで、小学生の子どもに、進研ゼミ(チャレンジ)かZ会かどっちがいいか違いを比較して迷っている方向けに、両方受講した経験をもとに、それぞれのメリットデメリットと選び方をご紹介します。
小学生向けZ会と進研ゼミのメリット比較
進研ゼミ小学講座のメリット
進研ゼミの主なメリット
小学生向けのZ会と比較した場合の進研ゼミのメリットを最初にまとめるとこんなメリットがあります。
- Z会に比べて料金が安い
- Z会に比べて親しみやすく華やかな教材
- Z会に比べて子どもの食いつきが良い
- 専用タブレットで使いやすい
これだけ見ても進研ゼミはリーズナブルで、子どもにも馴染みやすい印象を受けないでしょうか。ズバリその通りなんです!進研ゼミはいわゆる王道の通信教育ですが受講生も多く、幅広く支持されています。
初めて通信教育を受講してみようと思われてるご家庭にはぴったりの教材と言えます。それでは詳しく小学生向けのZ会と比較した進研ゼミのメリットを解説していきます。
進研ゼミは料金が安い
進研ゼミかZ会かを選ぶ際にやっぱり気になるのは受講料金ではないでしょうか。進研ゼミとZ会の比較で進研ゼミの最も大きなメリットは受講料金の安さです。
これはZ会との比較だけに関わらず、スマイルゼミを含めた3社比較でも最も安い通信教育サービスとなっています。しかもタブレット学習であるチャレンジタッチの場合、一定期間受講することでタブレット代金も無料になります。
Z会の場合、紙教材のテキストスタイルとタブレットコースで料金は異なりますが、進研ゼミの場合、紙教材もタブレット教材も受講料金は同じです。
そもそも通信教育は塾や家庭教師などと比較しても圧倒的な安さで、家計の負担になりがちな学校外学習費用を抑えることができ、利用次第ではとてもコスパの良いサービスといえますが、その安い通信教育のなかでも安いわけですから、とても大きな魅力です。
安かろう悪かろうというサービスも多い中、進研ゼミは小学生向け通信教育サービスの王道でサービス内容も確かなものですから、安心できますね。
進研ゼミは親しみやすい教材
進研ゼミはキャラクターやマンガ・イラストを使って子どもが親しみやすい教材づくりを行っています。進研ゼミ小学講座を検討しているご家庭の多くでは、幼稚園のときにこどもちゃれんじを受講して、しまじろうに慣れ親しんでいる方も多いのでは無いでしょうか。
進研ゼミ小学講座でもコラショといったキャラクターやマンガ・イラストを多く使い、テキストの装飾もZ会に比べて華やかであり、特に小学生低学年向けの教材では勉強を楽しいものという印象づくりを行っています。
一方、Z会は進研ゼミに比べると華やかさは無く、シンプルで質素な見た目の教材になっています。ザ・勉強というストレートな印象を受けるので、好みは分かれるかもしれません。
また、進研ゼミといえばパパ・ママ世代が子どもの頃から付録が多く、付録が目的で受講をおねだりした経験もおありかと思いますが、それは今も同じで、ゲームのような電子教材などは特に子どもには人気で、付録の教材で楽しく勉強する子どもたちも多いです。
私の子どもも暇なときには、進研ゼミの付録を引っ張り出してきて遊んでいました!?単なる遊びじゃダメなんですけどね。
進研ゼミは専用タブレットで使いやすい
進研ゼミのタブレット学習であるチャレンジタッチを選択した場合、専用タブレットが送られてきて6か月以上受講を継続すると無料で利用することができます。
Z会の場合、小学生のタブレットコースは市販のタブレットにアプリをインストールして利用することなりますが、進研ゼミの場合、専用タブレットであるため、不要なアプリは入っておらず外部インターネットに自由にアクセスできないようになっています。
また、進研ゼミの教材で学習するための専用タブレットであるため、ホームボタンの位置や、書く学習のためのタッチペンなど工夫が施されています。
進研ゼミは紙のテキストとタブレット学習のスタイルはいつでも変更することができるため、どちらかを受講してみて合わなかった場合に変更できるので安心です。
Z会小学生のメリット
Z会の主なメリット
小学生向けの進研ゼミと比較した場合のZ会のメリットには以下のようなものがあります。
- 進研ゼミに比べて問題レベルが高い
- 進研ゼミに比べて教材がシンプル
- 受講教科が選択できる
- 小学生タブレットコースはiPad・Androidを使用する
Z会は難易度が高いという評判は見聞きしたことがあると思いますが、まさにその通りでZ会は一言で言うと難易度が高く教材はシンプル、学習意欲の高い子ども向けの通信教育です。
Z会は問題レベルが高い
進研ゼミもZ会も両社レベル選択が可能になっていますが、進研ゼミは問題数が少ないといった口コミはよく聞きます。
わが家では進研ゼミからZ会に変更したため、進研ゼミの受講時には問題が少ないとか簡単といった印象はありませんでしたが、Z会を受講したときに、その違いを感じました。
Z会ではスタンダードレベルであっても教科書以上のレベルもの内容を扱っており、ハイレベルを選択すると、さらに発展問題が追加される分、問題数も多くなります。
これは子どもによってはメリットにもなりますし、デメリットにもなります。
わが家の息子は比較的勉強ができて、学習意欲も高い方であったためZ会のハイレベルを受講し、学力を伸ばすことができたのではないかと思います。
Z会は受講教科が選択できる
進研ゼミは全教科セットでの受講となりますが、Z会は小学1・2年生では全教科セット受講となりますが、3年生からはセット受講ではなく、受講教科を選択することができます。
料金的にはセット受講したほうが、一教科あたりの受講料金は安くなりますが、合計受講料は高くなってしまいます。
塾の場合、算数と英語だけといったように教科を絞って受講することは一般的であり、通信教育も同じように算数と英語だけ受講するというのも良いかもしれません。
2教科だけなら、進研ゼミより受講料の高いZ会でも、合計金額は安く抑えることができます。
また、教科選択ができるため他の習い事や塾との併用など柔軟な受講が可能になります。例えば英語は英会話教室、算数は塾、国語・理科・社会はZ会のように、無駄なく受講できるのも教科選択ができるZ会のメリットです。
Z会は小学生タブレットコースでAndroidが利用できる
Z会のタブレットコースで使用するタブレットは進研ゼミのような専用端末では無く、市販のタブレットを利用して受講することができます。
また、小学3年生以上の対応タブレットはiPadのみですが、1・2年生のコースではAndroidも利用することができます。タブレットをお持ちの方はご存知かと思いますが、AndroidとiPadでは端末料金が大きく異なります。
小学生の通信教育受講のためだけにiPadを購入するのは少々もったいないです。そのため、普段使いとしても併用することになると思いますが、そのことでインターネットやゲームアプリ等の誘惑が混在してしまうので注意したいところです。
Androidであれば、1万円程度で十分なスペックのタブレットを購入できるため、Z会受講用の端末として割り切ることもできますし、料金が安いため買い替えも大きな負担になりません。
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小学生向けZ会と進研ゼミのデメリット比較
進研ゼミ小学講座のデメリット
進研ゼミの主なデメリット
小学生向けZ会と比較した場合の進研ゼミのデメリットには以下のようなものがあります。
- Z会に比べて付録が多くてたまっていく
- Z会に比べて問題がもの足りない
- コンテンツが充実している一方で、Z会に比べてごちゃごちゃした印象がある
- ゲームなど遊び系コンテンツをしているのか勉強しているのか分からない
付録があったり、コンテンツが充実しているのはメリットである一方で、デメリットと感じる人もいます。とにかくシンプルさを求める場合、Z会を選んだ方が良いかもしれません。
進研ゼミは付録が多くてたまっていく
通信教育でZ会と言えば「付録」を思い浮かべる人も多いのでは無いでしょうか。メリット面でも触れましたが、進研ゼミの付録目的で受講したいとおねだりする子どもも少なからずいると思います。
わが家でも進研ゼミを受講していたときには、子どもは毎月、付録を楽しみにしていましたし、勉強を親しみ安くするという面においては一役買っていました。
子どもにとっては楽しみの一つかもしれませんが、保護者さんによってはこの付録は無駄でいらないものと感じている人もいて、口コミなどでもよく見かけたりします。
付録については子どもにとってはメリットであっても、保護者にとってはデメリットにもなるため、付録が不要と感じられる方はZ会の方が良さそうです。
進研ゼミは問題がもの足りない
進研ゼミとZ会を問題量で比較した場合、進研ゼミだともの足りないと感じられる方は多いかもしれません。
両方を受講した経験からいうと、基礎問題については進研ゼミであってもZ会でも小学生向けの講座においては、あまり大きな差は感じられませんでした。
ただ、Z会ではホームページでも記載されている通り、教科書レベルである基本・標準と応用問題の比率は、他の通信教育と比べて応用問題の量が多くなっています。
さらに、レベルをハイレベルにした場合、発展問題が追加されトータルのボリュームも多くなります。
進研ゼミは、問題量そのものがもの足りないという口コミも多く、Z会と比べてしまうとそれが顕著に感じられるかもしれません。
進研ゼミはゲームをしているのか勉強しているのか分からない
ゲームをして遊んでいるのか、勉強しているのか分からないというのは、進研ゼミでもタブレット学習であるチャレンジタッチに関するものです。
チャレンジタッチはもちろん通信教育教材であり、勉強するためのものではありますが、コンテンツには学習ゲームがあります。
もちろん単なる遊びのゲームではなく、学習コンテンツの延長で、ゲームをしながら勉強できるため、子どもも集中できて良いコンテンツです。
しかし保護者からすると、勉強していると思って、タブレットを除いて見ると夢中でゲームをしていた、というのはチャレンジタッチのあるあるのようで、ゲームが無いと勉強に取り組めないのでは?と不安に感じてしまいます。
小学生低学年であればゲームで勉強というのも良いかもしれませんが、高学年や中学生になってまで通用する勉強方法では無いですからね。チャレンジタッチがゲーム目的にならないようにしたいものです。
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わが家の子どもは、小学生低学年のころに進研ゼミを受講し、高学年からZ会に変更しました。進研ゼミを検討されている方は、こちらも参考にしてみてください。
Z会小学生のデメリット
Z会の主なデメリット
小学生向け進研ゼミと比較した場合のZ会のデメリットには以下のようなものがあります。
- 進研ゼミに比べて受講料金が高い
- 進研ゼミに比べて問題が難しい
- 進研ゼミに比べて教材がシンプル過ぎて子どもウケしない
- 進研ゼミよりタブレットコースの評判がいまいち?
Z会の問題は質が良く難易度が高いという定評がありますが、あまり勉強が得意でない子どもには少々ハードルが高いかもしれません。
Z会は受講料金が高い
通信教育を選ぶときにやっぱり重要なのは料金です。継続して受講するため学習効果も大切ですが家計の負担はどうしても抑えたいところです。
Z会は進研ゼミに比べて受講料金は高く、保護者にとっては一番のデメリットと感じられる方も多いのでは無いでしょうか。
進研ゼミとZ会を受講料金で比較した表です。
学年(毎月払い) | 進研ゼミ | Z会(スタンダード) | Z会(ハイレベル) | Z会(タブレット) |
---|---|---|---|---|
小学1年生 | 3,930円 | 4,840円 | 3,520円 | |
小学2年生 | 3,930円 | 5,060円 | 5,500円 | 4,180円 |
小学3年生(5教科) | 4,490円 | 7,150円 | 7,590円 | 5,060円 |
小学4年生(5教科) | 5,080円 | 7,810円 | 8,250円 | 7,590円 |
小学5年生(5教科) | 6,080円 | 8,965円 | 9,845円 | 8,250円 |
小学6年生(5教科) | 6,540円 | 9,790円 | 10,670円 | 8,800円 |
Z会は問題が難しい
進研ゼミとZ会を比べるとやはり、Z会の問題は難しい傾向にあります。Z会が難しいというのはよく見聞きする評判ですのでZ会を検討している方は、難易度について、子どもがついていけるかどうか、気になるところでは無いでしょうか。
Z会の小学生コースでは、スタンダードレベルとハイレベルを選択することができ、スタンダードレベルであっても他の通信教育よりは、やや難易度が高めです。
通信教育は継続することによって、家庭での学習習慣が身に付き、特に小学生で習慣化ができてると、中学生や高校生になっても家庭で集中して勉強することができるようになります。これはわが子の実体験です。
小学生の頃は学校の成績を上げるというよりも家庭での学習習慣を身に付けることの方が大切では無いかと思います。あくまで勉強に対する土台作り。
その勉強の習慣化に適しているのが通信教育ですが、継続しなければ意味が無いため、あまりにレベルの合わない教材を選んで、挫折してしまうよりも、適度な難易度で継続を第一目標とした方が良さそうです。
わが家の娘はZ会で挫折してしまった経験がありますので、通信教育選びは子どものレベルを考えて検討してあげるのがおすすめします。
Z会はタブレットコースの評判がいまいち?
Z会のタブレットコースは進研ゼミのような専用タブレットは無く、市販のタブレットを利用し、イード・アワードでは小学生タブレットの部で2年連続最優秀賞に選ばれています。
評価の高いZ会のタブレットコースですが、SNSではZ会のタブレットコースについて、使いづらいといった投稿も見かけます。
iPadは決して安い買い物ではありませんし、Z会のタブレットコースが万が一気に入らなかった場合、テキスト教材に変更は可能と言っても、せっかく買ったiPadが無駄になりかねません。
一方、Z会のタブレットコースを絶賛する声もあります。タブレットコースに不安がある方はテキストスタイルを選択するのが無難かもしれませんね。
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進研ゼミ小学講座のタブレット学習は「チャレンジタッチ」で、専用タブレットを利用しますが、Z会はiPadやAndroidといった市販のタブレットを利用します。
Z会のタブレットコースはSNSでは悪い口コミを見かけます。気になるZ会の口コミ・評判をまとめた記事はこちらをどうぞ。
小学生にZ会と進研ゼミはどっちがおすすめ?両方受講して比較した結果
料金の安さ重視なら進研ゼミ
進研ゼミとZ会はそれぞれ特徴がありますので、最後に、それぞれの特徴にあった子どもや家庭環境に応じたおすすめの選び方をご紹介します。
通信教育を5教科バランスよく勉強してなおかつ、料金を安く抑えたい方は全教科セット受講で料金の安い進研ゼミがおすすめです。
ただし、5教科の受講は必要なく、教科を絞ってでも毎月の受講料を安く抑えたい方は、Z会がおすすめです。
進研ゼミもZ会も一括払いにすることで月単価の受講料は下がります。一括払いにすると途中解約できないと思われている方もいますが、一括払いであっても途中解約して未受講分の料金は返金されます。
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初めての通信教育で続くか不安なら進研ゼミ
通信教育サービスを利用したことが無いご家庭では、子どもが途中でやめてしまうのではないかという不安もあるかと思います。
そんな不安がある方は進研ゼミがおすすめで、進研ゼミの難易度はZ会ほど難しくはなく、通信教育としては標準的なサービスで、教材も勉強を親しみやすくする工夫がされている教材です。
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学習意欲が高い子どもならZ会
学習意欲が高く、どちらかというと勉強が得意な子どもはZ会がおすすめです。もともと学習意欲が高い子どもは家庭で勉強する習慣もすぐに身に付き、難易度が高い問題がやりがいに繋がります。
わが家の息子もそうでしたが、もともと進研ゼミを受講していたこともあり、勉強に対する自信があったため、Z会で難しい問題があっても挫折することなく継続することができました。
簡単な問題を継続するよりもちょっと難しい問題の方が、勉強に対する自信にもつながったようです。
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Z会と進研ゼミの比較まとめ
進研ゼミとZ会を比較して、両方を受講した経験をもとに、それぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。進研ゼミとZ会はどっちがいいか迷っている方は参考になったでしょうか。
初めて通信教育を受講する方で、どうしても決めきれないという方は、料金が安く且つ学習サービスが豊富で、小学生向け通信教育で最も受講者の多い進研ゼミの受講がおすすめです。
進研ゼミかZ会か、わが家でも受講する際は悩みました。最終的には小学校低学年で進研ゼミ、高学年からZ会を選択しました。
進研ゼミかZ会かどっちが子どもにとってピッタリな教材か判断するために、両方の資料請求することで、それぞれ無料のサンプル教材をもらうことができます。
サンプル教材は問題内容だけでなく、テキスト教材の雰囲気も分かります。子どもに両方のサンプル教材を渡して、それぞれ感想を聞いてみるのもおすすめです。