中学生の子どもに通信教育を選ぶにあたって、わが子にはどの通信教育が向いているのか、またその効果はどうなんだろう?進研ゼミとスマイルゼミならどっちがいい?と悩んでいる親御さんも多いのでは無いでしょうか。
進研ゼミとスマイルゼミのタブレット学習は、2社とも優れた教材で受講者も多く、仕組みやサービス内容は多くの点でとても似ていますが、比較すると異なる部分やメリットデメリットが見えてきます。
そこで、進研ゼミ中学講座とスマイルゼミ中学生コースの特徴やメリットを比較して、中学生にはどっちがいいかご紹介します。中学生向け通信教育で悩まれている方は参考にしてみてください。
中学生向け進研ゼミとスマイルゼミの比較
進研ゼミ中学講座とスマイルゼミ中学生のサービス比較
進研ゼミ中学講座とスマイルゼミ中学生コースにはそれぞれ特徴があり、タブレットの機能的にもサービス内容も豊富で比較すればするほど迷ってしまいます。
そこで進研ゼミとスマイルゼミどっちがいいか、じっくり比較して選ぶ時間のない方向けに、それぞれの特徴やサービス内容には、何があって何が無いのか、一目で分かるよう比較表にまとめてみました。
これだけは譲れないというサービスが事前に決まっているようでしたら、この比較表から進研ゼミかスマイルゼミかを決めることができますし、そうでない方はまずはざっくり比較する材料としてみていただければと思います。
比較項目 | 進研ゼミ | スマイルゼミ |
---|---|---|
教科書準拠 | 〇 | 〇 |
実技教科対応(9教科) | 〇 | 〇 |
AIによる個別プラン生成 | 〇(ハイブリッド) | 〇 |
定期テスト対策 | 〇 | 〇 |
高校入試対策 | 〇 | 〇 |
レベル選択 | 〇 | 〇(オプション) |
先取り・さかのぼり | 〇(ハイブリッド) | 〇(飛び級はオプション) |
英検対策 | 〇 | 〇(オプション) |
オンライン授業 | 〇 | × |
添削指導 | 〇 | × |
模擬テスト | 〇 | 〇 |
電子書籍サービス | 〇 | × |
賞品プレゼント制度 | 〇 | × |
進研ゼミ中学講座とスマイルゼミ中学生の料金比較
通信教育サービスとしてどれだけ、充実していてもサービス内容が良くても受講料金が高いと家計の負担も大きくなって続けるのは難しいもの。進研ゼミ中学講座とスマイルゼミ中学生コースを料金面で比較してみたいと思います。
もちろん進研ゼミもスマイルゼミもよく比較される塾に比べると圧倒的に費用は安く抑えられます。
塾と通信教育で比較検討されている方にとっては料金面において、通信教育の優位性は高いものがあり、何かとお金がかかる中学生の教育費を軽減するにはおすすめです。
以下表は、進研ゼミとスマイルゼミの毎月払いの受講料金比較でオプションを除いた標準料金です。
通信教育 | 中学1年生 | 中学2年生 | 中学3年生 |
---|---|---|---|
進研ゼミ(オリジナル) | 6,980円 | 7,190円 | 7,980円 |
進研ゼミ(ハイブリッド) | 7,670円 | 7,800円 | 7,980円 |
進研ゼミ(中高一貫) | 10,180円 | 10,180円 | 9,850円 |
スマイルゼミ | 8,580円 | 9,680円 | 10,780円 |
進研ゼミとスマイルゼミの料金を比較するで要注意なのがタブレット端末代金です。
進研ゼミは6か月以上の継続でタブレット代金は無料になりますが、スマイルゼミはどれだけ継続受講してもタブレット代金は無料になることはなく、10,978円が別途必要になります。
また、10,978円という料金も12か月以上の継続が前提となっている料金で、12か月未満でやめた場合、追加で7,678円が必要となり、6か月未満でやめた32,802円のタブレット代金が請求されます。
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スマイルゼミ中学生に比べて進研ゼミ中学講座の良いところ
選べる学習スタイル
進研ゼミ中学講座とスマイルゼミを比較する場合、最も大きな特徴の違いは、スマイルゼミはタブレット学習一択に対して、進研ゼミ中学講座は紙のテキスト教材とタブレット学習を選択できるという点です。
紙のテキスト教材が「オリジナルスタイル」でタブレット学習が「ハイブリッドスタイル」という名称で受講時にどちらかを選択することになりますが、どちらを選んでも途中で変更することもできます。
オリジナルスタイルとハイブリッドスタイルの特長の違いは公式サイトに記載されています。
公式サイトの説明を読んでみてどうですか?結局どっちが良いの?ってなりますよね。多くの人が迷うのが紙のテキストかタブレットかなんですよね。ただ、途中で変更できるため、両方試してみるのがおすすめです。
どうしても迷って決められないのであれば、紙のテキスト教材にしておくのが無難です。学校の勉強は少しずつタブレットが導入されつつありますが、まだまだテキストですし、タブレットの場合、途中で学習スタイル変更するとタブレット料金が別途必要になりますから。
オンラインライブ授業
進研ゼミ中学講座は通信教育にも関わらず、塾のようなオンラインライブ授業を受けることができるのもスマイルゼミと比べて大きな魅力の一つ。
毎日とか毎週ではなく、日程は決まっているもののオンラインでライブ授業が受けることができ、生の授業だからこそできる授業中の分からないところはいつでも気軽にチャットを使って質問することもできます。
授業回数が決まっているからこそ、無駄を徹底的に取り除き、効果が最も高い単元・問題に絞り込まれており、成績アップのために効率の良い授業内容となっています。
見逃してしまっても、また、一度の授業だけではよく分からなかった場合や、より理解を深めるためにも、授業の録画はいつでも見放題になっているのも嬉しいところです。
受講料金が安い
スマイルゼミと比較して進研ゼミの受講料金が安いのもメリット。通信教育は1回や2回で終わりというわけではなく毎月継続するため、1回分の受講料にあまり差がなくても積み重ねで大きな金額差になります。
進研ゼミは紙のテキスト教材であるオリジナルスタイルを選択すれば、さらに受講料金は安くなり、スマイルゼミとの料金差は広がります。
また、タブレット学習のハイブリッドスタイルを選択した場合にかかるタブレット端末の料金は、スマイルゼミは有料なのに対して、6か月以上受講を継続することで無料になるのもスマイルゼミよりも良いところとなります。
受講者数No.1
進研ゼミはスマイルゼミ比べて、通信教育サービスとして老舗で学習教材としてのノウハウも蓄積されており、その証として受講者数はスマイルゼミよりも進研ゼミの方が多く、受講者数No.1になっています。
進研ゼミ中学講座もスマイルゼミ中学生コースも全国規模の診断テストはあり、AIによる解析もありますが、それらは受講者数が多ければ多いほど、データとして精度が上がり信頼性が高くなるため、受講者数が多いことが一つのメリットになっているとも言えます。
添削サービスがある
親御さん自身が小学生や中学生の時に進研ゼミを受講していた方も多いかと思いますが、進研ゼミといえば赤ペン先生とイメージされる方も多いかもしれませんね。
進研ゼミの充実した学習サービスの一つである添削サービスは、スマイルゼミにはありません。
通信教育として添削サービスは不可欠というわけではありませんが、受講者個別に添削して苦手な問題も解説してくれますし、記述力を伸ばしていくことができます。
以前は郵送して提出するのは面倒くさかったり親の負担になったりしましたが、今ではタブレット内で提出したり専用カメラアプリで提出したりと、昔に比べて提出方法もとても楽チンになりました。
中高一貫コースがある
進研ゼミ中学講座には中高一貫向けのコースがあり、学習進度フリーで学校の速い進度に合わせて学習を進めることができ、広範囲で高難度の定期テスト対策、難関大学受験に向けての大学入試対策などが特長になっています。
中高一貫校でない中学生でも、飛び級で学年を超えて先取り学習を行う場合は、進度フリーの中高一貫コースがおすすめです。
追加料金不要の充実した学習サービス
進研ゼミはスマイルゼミに比べ、追加受講料なしの学習サービスが充実しているのも良いところ。
上記でご紹介したサービス以外にも、約1000冊の電子書籍と動画を提供している「まなびライブラリー」や、「聞く・読む・話す・書く」の英語4技能を徹底してトレーニングできる英検対策が、無料で利用することができます。
スマイルゼミにも英検対策はあり、もちろん内容は異なりますがスマイルゼミは追加料金が必要になります。
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進研ゼミ中学講座に比べてスマイルゼミ中学生コースの良いところ
タブレットに集約で教材がたまらない
進研ゼミにはタブレット学習スタイルもありますが、それでも教材はタブレットだけではなく、一部紙のテキスト教材もあります。一方スマイルゼミの教材は全てタブレット内に配信され、紙のテキスト教材は一切ありません。
これがメリットなのか、デメリットなのか意見が割れる部分でもありますが、スマイルゼミのセールスポイントでもあり、紙のテキスト教材が溜まったり片づける必要がないという面においてはスマイルゼミの良いところになります。
特進クラスで問題量と難易度アップ
特進クラスは追加料金が必要となりますが、学習意欲の高い中学生や難易度の高い高校への進学を考えている中学生におすすめです。
特進クラスは標準クラスよりも難易度、量ともにアップし、ひとつ上の学年の範囲まで飛び級で先取り学習も可能になります。標準クラスでもさかのぼりと先取り学習は可能ですが、先取りは現学年の範囲までとなります。
スマイルゼミは進研ゼミとは異なり、中高一貫校向けのコースはありませんが、中高一貫と通常の中学との大きな違いは学習進度の速度です。
特進クラスであればひとつ上の学年の範囲まで学習できるため、中高一貫の中学生がスマイルゼミを受講する場合は特進クラスで代用できます。
映像授業がわかりやすい
スマイルゼミ体験談でもよく語られ高い評価を得ているのが映像授業。通信教育のデメリットとなるのが一人で学習を進めなければいけない点で、文章や図だけでは分かりにくいところも塾のような映像授業であれば理解もしやすくなっています。
モード切り替えでAndroidタブレットとして利用できる
スマイルゼミはタブレット端末をAndroidモードに切り替え、スマイルゼミとは一切関係のないAndroidタブレットとして利用することができます。
子どもがスマイルゼミの講座を終了するごとにポイントがもらえるのですが、このポイントをAndroidタブレットの利用時間に交換できるという、なかなか面白い仕組みとなっています。
通常のAndroidタブレットとして利用できるわけですから、インターネット検索・ゲームアプリ・動画視聴・音楽・SNSなどが利用でき、それをスマイルゼミの学習での息抜きに使ってもらおうというものです。
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中学生は進研ゼミとスマイルゼミどっちがいい?
スマイルゼミ中学生コースは料金が高くつく
スマイルゼミが決して悪いというわけではなく、AIによる個別指導や定期テスト対策などタブレット学習の通信教育としては優れた教材ですが、進研ゼミと比べた場合、学習サービスの豊富さという面と料金面で少し見劣りしてしまいます。
標準クラスでも進研ゼミ中学講座よりも受講料金は高く、タブレットも継続の有無に関わらず受講料とは別に料金がかかりますし、難易度を特進クラスにしたり、英検対策の「英語プレミアム」をプラスするとさらに受講料は高くなってしまいます。
また、受講料金が高い上に、進研ゼミにあるオンラインでのライブ授業や添削サービスは無く、紙のテキスト教材という選択肢も無く、特段進研ゼミ中学講座よりもココが良いというポイントが見つからないという感想を持つ方も多いのではないでしょうか。
総合的に判断すると進研ゼミ中学講座がいい
進研ゼミ中学講座とスマイルゼミ中学生コースを比べると、結論としては料金が安く、学習サービスが充実している進研ゼミ中学講座に軍配が上がります。
通信教育はたくさんありますが、その中でも利用者数がNo.1を誇っているのも顧客満足度が高い裏付けと言えます。
ただ、進研ゼミの紙教材はまた話が変わりますが、タブレット学習は進研ゼミとスマイルゼミ両方共にセールスポイントとなっているのが、AIによる個別指導や問題解答をベースとした解析です。紙の教材には無いタブレット学習の大きなメリットです。
このAIの精度や仕組みはタブレット学習の肝であり、今後もどんどん進化していくことでしょう。しかしAIの能力は利用者には分からないブラックボックスです。
そのためできれば両方試してみるというのが一番良いですが、そうもいきませんよね。どちらか迷って決めれないという方は、「進研ゼミ中学講座」を選ぶのが間違いない無さそうです。
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