幼少期、ひらがな書けるようになったり、足し算できるようになったり、進んで楽しみながら勉強していた我が子が小学生・中学生になり、いつの間にか勉強嫌いになってしまったということはないでしょうか。むしろ大多数がそうかもしれませんね。
そしてそれが子育ての大きな悩みの一つですよね。我が家には二人の子どもがいますが、下の子は勉強嫌いで頭を悩ませています。
しかし、その「子どもの勉強嫌いは親のせい」と言われればどうでしょう。思い当たる節は無いでしょうか。子供のためと思ってしている言動が子供の勉強嫌いを助長しているかもしれません。そうならないように、そして勉強嫌いを勉強好きになってもらうために、親としてどうしたら良いのでしょうか。
学校外での勉強方法には主に塾と通信教育がありますが、小学生・中学生にはどっちが良いかそれぞれの効果を比較した記事はこちらからどうぞ

小学生・中学生の子供が勉強しない、勉強嫌いになる原因と助長する親の言動
勉強内容が分からない
勉強の内容がわからなくなってしまい、算数でも国語でも問題が解ければ楽しいと感じることができますが、問題が解けずなぜそのような答えになるのか、理解できなければ楽しくありません。
また、その勉強がわからないということを「なぜこんな簡単な勉強ができないの!?」と不条理に親に叱られたりすると、いやな気持ちになり、勉強嫌いに拍車をかけることでしょう。
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勉強がつまらない
勉強すること自体の意味がわからず、つまらないと感じてしまう。小学生低学年から勉強そのものの意味なんてことを考えることは少ないかもしれませんが、高学年ともなると勉強して何になるのかという疑問から、勉強がつまらないと感じてしまうこともあるかもしれません。
「勉強しなさい」と親に強制される
勉強や学校の宿題をやらないといけないことを自覚して、やるつもりでいたとしても、勉強にとりかかる前に、親に「勉強しなさい」と先に言われてしまい、やる気を削がれてしまう。
これは子どもならずとも大人でも同じ心理が働くので、親自身も自分に置き換えれば分かりますよね。仕事の上司部下の関係や夫婦関係でも同じようなことは無いですか?親子関係は別というのは親の勝手な思い込みではないでしょうか。
小1~中2までは、「勉強しなさい」と声かけをしても、しなくても、5分程度しか差はつきません。声かけの有無で、勉強時間の長さは変わらないと言えそうです。しかし、中3生になると差がつき、「勉強しなさい」と声かけされないほうが、約25分も多く勉強しています。
出典:
benesse.jp
上記はベネッセの調査によるものですが、小学生への「勉強しなさい」という声掛けがほとんど意味の無いのものであれば、しないほうが良いでしょうね。親からの強制的な言葉は、意欲を削ぐ原因にもなりますし、勉強嫌いにさせる原因にもなりかねません。
また、親が勉強や読書をしないにも関わらず、子供に対して「勉強しなさい」と強要しても響くことは無いでしょう。子どもは親の背中を見て育つものです。
勉強よりも楽しいことがある
友達と遊ぶこと、ゲーム、テレビなど、子どもにとって勉強よりも楽しいと思うことはたくさんあるでしょう。これはある意味仕方が無いことでしょうが、このこと自体は勉強が嫌いになる直接的な原因では無いでしょう。勉強よりも友達との遊びやゲームを優先することで親が叱るということで、勉強が嫌いになってしまうのではないでしょうか。
また、子どもが勉強しているそばで、親がテレビを見ていたり、スマホを触っていたりすると、なぜお父さんお母さんは自分だけ楽しい思いをしているのか、と思ってしまうことでしょう。
友達や兄弟と比較される
近くに勉強のできる友達や勉強のできる兄弟がいると、親としてはどうしても比較してしまいがちですが、それを直接子どもに伝えてしまうと反発心から勉強嫌いになるかもしれませんし、いくら勉強しても比較されて評価されないとやる気も無くなってしまうでしょう。
勉強好きな子供の特徴
知らなかったことが分かるようになったり、できなかったことができるようになるというのは楽しいことです。おそらく幼稚園や小学1年生の勉強し始めた頃は、どんな子どもも皆、勉強は楽しかったはずなのです。特に勉強好きな子どもは、その楽しさが延長しているのでしょう。
つまり、知らなかったことを知ることが楽しく、一度理解すると問題がスムーズに解けるようになるといった、勉強の成功体験の積み重ねが勉強好きに繋がっているのでしょう。
他には、周りの友達が知らないことを知っているという優越感や計画をこなしていくという達成感を感じている子ども勉強好きになっているのでは無いでしょうか。
小学生・中学生の子供を勉強好きにさせる方法
子供の勉強嫌いが良かれと思っている親の言動のせいとは悲しすぎます。それでは、どうすれば勉強嫌いになってしまった子ども勉強好きにさせることができるのでしょうか。
それは、勉強が好きだった頃の幼少期の体験を再現させたり、勉強好きな子どもの特徴を分析して、勉強好きとなる要因を子どもに経験させてあげることではないでしょうか。
つまり、勉強に対する成功体験の積み重ねを経験させてあげ、やる気を引き出して上げることでは無いでしょうか。
幼少期の頃、おそらくひらがなが書けるようになったり、足し算ができるようになったりすると、おそらく子どもを褒めたことでしょう。そして褒められた子どもはもっと褒められたいと自ら進んで勉強をしたことでしょう。
勉強への強制的な言動は控え、子どもの勉強に対して親が興味を持ち、些細なことでも褒め続け、小さな成功体験を積み重ねてあげると良いのではないでしょうか。
