寝ると肌が綺麗になる!睡眠の質を上げる方法

寝ると肌が綺麗になるとか、睡眠不足はお肌の天敵とよくいわれますが、それはどうしてなのでしょうか。
そして、睡眠の質を上げることで肌や体にどのようなメリットがもたらされるのでしょうか。

テレビ番組の「世界一受けたい授業」で、『スタンフォード式 最高の睡眠』『スタンフォード大学教授が教える熟睡の習慣』の著作者であるスタンフォード大学医学部精神科教授、同大学睡眠生体リズム研究所所長の西野 精治さんが出演されており、睡眠の質を上げる方法を解説されていたのでご紹介します。

目次

寝ると肌が綺麗になるといわれる理由

そもそも寝ると肌が綺麗になるといわれているのはどういう理由からでしょうか。
肌の新陳代謝や肌の再生のサイクルは、「ターンオーバー」と呼ばれたりしていますが、ターンオーバーのサイクルが乱れると、肌荒れなど、肌のトラブルの原因となります。

ターンオーバーは睡眠や、規則正しい生活、バランスのとれた食事が重要とされています。寝不足、無理なダイエット、ストレス、食生活の乱れなどによって、このターンオーバーが乱れてしまうことになります。

ターンオーバーを促しているのは脳から分泌される成長ホルモンです。成長ホルモンが多量に分泌されるのは睡眠中であることから、肌を綺麗にするためには、睡眠がとても重要な役割を果たしているということになります。

質の良い睡眠がとれれば何時に寝ても良い

西野 精治さんによると、眠り初めの90分に深い睡眠をとることが重要だそうで、この90分の深い睡眠をとることによって、成長ホルモンの分泌が促進され、成長ホルモンが細胞の成長や新陳代謝の促進、美肌効果の役割を果たすそうです。

そのため、一般的に言われる午後10時から午前2時までのゴールデンタイムは関係なく、質の良い睡眠こそが成長ホルモンの分泌を促進させるそうです。つまり何時に寝ても構わないということです。また、睡眠時間については個人差はあるものの、6~7時間眠るのが理想とのこと。

深い睡眠がもたらす、成長ホルモン分泌以外のメリットとしては、自律神経を整えたり、脳のコンディションが良くなる、といったことがあるそうです。ストレスや肩こりは自立神経の乱れが原因であり、自律神経を整えることによって、体調が良くなります。また、うつ病や統合失調症の人は、眠り初めの90分の睡眠が不十分であるというデータがあり、この90分の睡眠をしっかりとることによって、症状の改善につながるそうです。

肌が綺麗になる睡眠の質を上げる方法

西野 精治さんによると、質の良い睡眠をとるためには体温を下げることが大切とのこと。

寝る90分前に入浴する

眠り初めの90分を深い睡眠にするためには、寝る90分前に入浴すると良いそうです。
入浴するともちろん体温は上がりますが、元の体温に戻るまでには90分かかり、その後は入浴前よりも体温は下がるため、このタイミングで眠ることができれば、深い睡眠をとることができるのです。ちなみにおすすめの入浴方法は、40度の湯舟に15分つかるのが良いそうです。

深い睡眠をとるためにやってはいけないこと

寝る前に脳に刺激を与える

寝る直前までスマホを使用していると脳を刺激して寝付けなくなったり、また、寝る前にハラハラ、ドキドキするような映画や推理小説なども脳に刺激を与えて寝付けなくなったりするため、避けるようにしましょう。

靴下を履いて寝る

良質な睡眠を得るためには体温を下げることが大切になりますが、体温が下がるときは、手足から熱が出ていくため、靴下を履いて寝ると熱が逃げにくく、体温が下がりづらくなります。靴下は脱いで寝ましょう。

冷え性で足が冷たく眠れないという人は、寝る直前まで靴下を履いて足を温めておき、寝るときには脱ぐことがおすすめ。

朝に激しい運動

激しい運動をすると体温が上がりますが、その後体温が下がり、昼間に眠くなることで、リズムが乱れて夜の睡眠の質が悪くなってしまいます。

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