中学生の約7割がスマホを所有しているとも言われる時代、子供にスマホを持たせることに賛成する親御さんも増えてきていますし、文科省も従来の学校へのスマホ持ち込み禁止の指針を見直す方針を明らかにしています。
しかし、小中学生の子供にスマホを持たせて後悔しているお父さん、お母さんも多いはず。スマホは確かに便利なツールですが、便利さゆえの弊害もあります。
我が子にスマホを持たすか、持たせないか、持たすなら遅い方が良いかなど悩んでいる方は、「時代の流れ」と思考を停止せず、親にとってではなく、後悔しないためにも子供にとって何が大事かを慎重に考えてみてはいかがでしょう。
子供にスマホを持たすと後悔する理由
スマホを持たせないメリットとはつまり、持たすことによってもたらされる問題を回避できるということです。
スマホは確かに便利で中学生にも普及しつつありますが、子供にとって問題となることも多いのが事実です。スマホを持たせるとどういった問題があるでしょう。
有害サイトへのアクセス
詐欺サイト、ウィルスが仕込まれたサイト、暴力的な描写のあるサイトなど、子供にとって有害なサイトはインターネット上にはたくさんありますが、親としてはアクセスさせたくありません。
事件、犯罪に巻き込まれる
有害サイトへのアクセスにも類似しますが、詐欺や高額請求に巻き込まれてしまう可能性もありますし、SNSや掲示板を通じて悪い大人たちや犯罪者に狙われる可能性もあります。
子供どうしの人間関係がこじれる
小中学生の子供にスマホを持たせるときに特に気を付けたいのがこれ、SNS等での文字のやりとりは、真意が誤って伝わってしまったり、こじれた関係がエスカレートする要因にもなります。
SNSがきっかけで、人間関係のこじれがいじめに発展したり、いじめがエスカレートするというのはよくあるケースですので、親としては特に注意が必要です。
視力への悪影響
スマホだけに限った話ではありませんが、長時間の利用は視力への影響が懸念されますし、近距離で長時間利用するため、斜視の発症や悪化を招く可能性も指摘されています。
スマホゲーム依存
スマホアプリでは多くのゲームが無料で遊べてしまいます。スマホでなくても携帯ゲーム端末はありますが、わざわざ用意しなくても良いという手軽さもあり、ハマってしまう恐れもあります。
これは小中学生の子供だけに関わらずですが、大人でも通勤電車の中でゲームに夢中になっている人は見かけますし、主婦が自宅でスマホゲームにはまるというのも良く耳にします。
場合によっては課金がエスカレートして何十万円も課金しているという人も珍しい話ではありません。ゲーム開発会社もハマるように作っていますので、まだ自制心の弱い中学生とっては制御するということは難しいことかもしれません。
勉強時間が削られる
スマホ依存という状況に至らなくても、多くの時間スマホを触ると、当たり前ですがその分、勉強の時間が削られることになります。
勉強するためのアプリもありますが、無くても勉強はできますし、スマホ上で勉強するということは、SNSやゲームといった他の誘惑も近くにあるということです。
スマホを子供に持たせないことによるデメリット
スマホを持たせないとどういったデメリットがあるのでしょうか。
連絡手段やGPSによる居場所確認をメリットとしてあげられる方が多いですが、これはガラケーでも十分機能は果たせます。スマホで無ければならない理由にはなりません。
確かにLINE等のアプリは利用できませんが、連絡手段に限って言えば、スマホを持たすことのデメリットを覆すほどのものでは無いでしょう。
また、他には情報を素早く入手できるツールとしての利用や、ITリテラシーの向上という目的もあるかもしれませんが、必要不可欠という分けでは無いでしょう。急がなくてもいずれはスマホを持つことになるでしょうし、その時になってからでも遅くないと思います。
あとは、周りの友達がみんな持っているからという理由ですが、実はこれが中学生の子供本人がスマホを持ちたがる一番の理由かもしれません。親としてもわが子を友達から仲間外れにされないようにしてあげたいと思うものでしょう。
親も子供時代に、両親に何かを買ってもらうおねだりをする時に一度は言ったことがあるでしょう。「みんな持ってるから」と。
自分たちも言った経験があるだけに、子供の気持ちが分かり、正直、心が揺らいでしまいますよね。
スマホを持たせない方が良いと考えているなら、それでもなお、親としての考え方はしっかり持ち、毅然とした態度をとるべきでしょう。それが我が子のためなのですから。
子供にスマホを持たす場合のおすすめサービス
子供向け格安スマホ「トーンモバイル」
子供にスマホを持たすことによって後悔する理由などをご紹介しましたが、もちろんメリットがあることも確かです。
子供にスマホを持たすことになった場合は、保護者が使用制限ができて、ギガが減らず月1,500円で利用できるトーンモバイルがおすすめです。
トーンモバイルはMVNOで初めて全国子ども会連合会から推奨され、見守り機能「TONEファミリー」はスマホサービスとしてはじめて東京都含む九都県市から推奨されています。
- AIが裸などの不適切な写真撮影を検知して自画撮り被害を防ぐ機能あり
- 安心・安全な機能を搭載したiPhoneが使用可能
- アプリ制限機能でゲームのやり過ぎ・夜更かしを防止
- 居場所見守り機能搭載で 深夜の塾通いも安心
- 保護者は自身のスマホ・PCから子供のスマホ利用状況を確認・設定変更が可能
- ギガが減らず、月額料金はずっと1,000円
子供にスマホで後悔しないために まとめ
大人ですら、スマホアプリのゲームやSNSに多くの時間を費やしてしまいがちです。特にゲームは中毒性があり、なかなかやめることができません。気づけばあっという間に時間が過ぎてしまっていることもよくありますよね?
手元にいつもあるという手軽さが、依存度を高めてしまいます。スマホでゲームばかりしている会社の同僚や、ゲームに夢中になっている通勤中のサラリーマンをよく見かけませんか?
またこの記事を読まれているのがお母さんであれば、ご主人はゲームばかりして、夫婦喧嘩の原因になっていませんか?
同じことが、自分の息子や娘にスマホを持たせることによって起きるということです。
高校受験やそのあとの大学受験を見据えているのであれば、中学生にとって、スマホに費やす時間というのはデメリットでしか無いように思います。
一度スマホを持たせるとよっぽどのことが無い限り、二度と取り上げることはできないでしょう。最初から持たせないよりも、一度持たせたものを取り上げるほうが、子供から大きな反発があることは容易に想像できます。
子供にスマホを持たせるときは、多くのデメリットや問題があるということをあらかじめ知ったうえで、慎重に判断したほうが良いのではないでしょうか。